最近読んだ本

・また本ネタ。最近またオタ系の分析本読み出した。
大塚英志オタクの精神史〜1980年代論〜って本を読んだ。
天皇論、ニューアカ、新人類、フェミニズム宮崎勤、都市伝説と近年の氏の評論活動の総括的な本で、詳しく論を展開するというより大塚英志の思想の概観を攫えるような内容だった。でも、新人類関連の記述は今読んでる、宮台真司サブカルチャー神話解体っつー本の理解にだいぶ役立っている。というか自分を含めてネットやその周辺に見られる一部の人たちの行動が新人類的な記号性の戯れの出来の悪い模倣でしかないように思えてきた…。
あと、ササキバラゴウ<美少女>の現代史という本も読んだけどあまり面白く感じなかった。これなら斉藤環戦闘美少女の精神分析のほうがよっぽど刺激的な論考をしているような気がする。