ぶらり途中下車の旅②

福井についてまずはじめに、映画館に足を運んで呪怨を見にいった。
これが結構怖くて心臓の鼓動が何度も早く鳴った。まじコエー…
ホラー映画も結構面白いなあ

他には小説2つ読んだりして、特に観光地へ行ったりはしない。
思うに旅というのは2種類あると思う。
一つは観光地に足を運んだりその土地の特産物を食べたりといった「鑑賞型」の旅。
一方普段とは違った土地で普段通り過ごすだけの「体感型」の旅。
自分はものぐさなせいもあるが後者のほうが性に合ってると思う。
観光地などよりも街の何気ない食堂やコンビニ、本屋なんかのほうがその土地に暮らす人々をリアルに実感できるような気がする。
自分が歴史よりも柳田国男的な常民のほうに興味があるせいかもしれない

日がな一日映画見て過ごした

・『回路』
黒沢清監督による2001年の作品。霊界は死者のキャパシティに有限であるという設定は面白かった。映像表現もすごい。でも物語の謎を放り出したまま終わるのはどうかと思う。設定の論理的つながりより雰囲気を重視した作品である。そういうのを楽しめる人ならきっとなかなかに面白い映画であると感じられるんじゃないだろうか

・『ユリイカ
監督は青山真治。心に傷をおった一人の大人と二人の子供の話。最後の通り魔犯の発覚以外は特にたいした山場もなくひたすら淡々と進んでいく。けれど退屈でなく一つ一つのシーンが胸が苦しくなるような情感たっぷりに切なく描かれていて俺は面白く見れた。完全に感性で見る映画だと思う。合わない人にはすごい退屈だろうし合う人には珠玉の映画になる、そんな作品。

人から好かれるのって疲れる。
自分に何かを期待して近づいてくる人たちのプレッシャーに押しつぶされそう。
ある程度距離を置かないとみじめな自分を思い知らされてしまう。
つくづく俺って駄目人間だな

・史上最大の捏造

というNHKBSのドキュメンタリー番組を見た。
米のベル研究所所員の科学論文捏造事件を追ったものだがなかなか面白くかった。工学系の大学に入ってから科学者の倫理みたいなものについてけっこう考えるようになったのでこの番組にはほんの少し考えさせられた。関係ないけど自分も最近ようやくプロセッサだの論理演算だののハード方面に興味を持つことができるようになって、このままバリバリのエンジニアになるのも悪くはないな、と思えてきたのでお堅い論文雑誌でも読んでみたいきもする今日この頃。数式と理論だけで本を書くってマジですごいと思うね。俺だったら頭いたくなる。。。なんてね。

久しぶりにしたらば掲示板を見に行ったら専用ブラウザで読み込めなくなってるし。
グーグルやら2ちゃんやらを徘徊してようやくしたらばがlivedoorに吸収されたらしいことを知る。
最近とんとネット界隈の情報に疎くなっていたんでここんところのコミュニティの変遷にまったくついていけなくなってます。
ひところ流行ったネ研やBWAみたいなネットコミュニティ研究サイトも全然元気がないみたいだし、ネットも個人と個人というより企業間の派閥争いがメインになってきた模様。これもネットが社会に普及してきたことの証なのかもねぇ・・・

なにわともあれ専用ブラウザを別のバージョンに乗り換える。といってもJane派生なんで使いやすさは変わらず。やっぱJaneはいいわ。